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ニホンザルが農作物を食い荒らしたり,住民へ危害を加えるなどのいわゆる「猿害」は, 生息地の環境変化,狩猟圧減少,宅地開発などさまざまな要因が関連した複合型の環境問題となっています。
サルが生き物で移動を伴うため,越境型の環境問題ともいえます。
近年、猿害は山間部に近い地域で深刻になっていましたが、徐々に市街地にサルの行動域が広がってきており、 問題は拡大してきています。
(写真左上:田のあぜ道をゆうゆうと歩くサルの群れ)

猿害の一例として,農作物被害をあげます。
サルは,主に林の中を移動しながら、林縁に立地している畑に、隙をみて侵入し,さまざまな野菜を食い散らかします。 腹立たしいのは,まさに取り入れをしようとしていた日の朝に一足早く摂られてしまうことです。
(写真右上:被害にあったスイカ)

また,食べるならまだしもたんに引き抜いて遊ぶだけのこともあります。生産者にとってはくやしい限りです。 これらは出荷農家ならば被害額として算出できますが, 自給用の場合にはそうはいきません。 しかし,育てた人にとっては食べたいときに取ってこれる新鮮な野菜や都会の孫に送るための大切に育ててきた野菜の価値は他に変えがたいものです。
さまざまな対策へ